2018年12月21日金曜日

JCI 審査終了

今週いっぱい行われた JCI の審査が終了し、合格できたもようです。
 
かなりの緊張を強いられました。

私自身に関して言えば、活躍する場面は全くなかったのですが、たぶん足を引っ張ることもなかったと思います。

本当に良かったです。


2018年12月15日土曜日

忘年会

J 大学附属病院および関連病院などの関係者を集め、麻酔科の忘年会が行われました。

丸の内ブリックスクエア 3F ANTHENBLE by My Humble House にて。

本来なら1年の終わりということで、解放的な気分とともにパーっと盛り上がりそうなものですが、翌週に JCA の審査を控えていることから、なんとなく落ち着かない感じが否めなかったような気がします。

2018年12月7日金曜日

東京オリンピックの影響

久しぶりの更新です。

来年4月に稼働予定の術前外来(仮称)の責任者を仰せつかり、今後の工事予定などに関する会議に出席してきました。

2020年の東京オリンピックの影響で工事の資材が不足しており、とりわけ扉の発注を急ぐ必要があるとのことで、なにはともあれ外来の扉の種類を決定することになりました。

自分には縁のないものと思っていましたが、どうも思いがけないところで東京オリンピックの影響が出てきているようです。

2018年9月22日土曜日

臨床研修医・指導医のための研修会、みたび

臨床研修医・指導医のための研修会がクロスウェーブ府中で今年も行われ、それに泊りがけで参加しています。
J 大学に異動以来、毎年来ているので、今年で3回目ということになります。

午前中から午後にかけて安全管理や感染対策などの講義があり、その後、小グループでのディスカッションがありました。
同じグループの大腸肛門外科・冨木先生の巧みな進行のおかげで、お互いに初対面も多かったにもかかわらず、4病院の研修医たちのディスカッションは大いに盛り上がりました。

夕方はいつものように、飲みながらいろいろな人たちと話をすることができました。
こういう会で、声が嗄れるまで話しこむのは、自分としては珍しいことでしたが・・・。

特に印象に残ったのは、ある事務の方との会話です。
数多くいる研修医の名前をきちんと覚えているのはもちろんのこと、問題点も全て把握した上でひとりひとりのケアをきめ細かく行っている点に、とても感銘しました。

それを知ることで自分自身も、臨床研修医の指導というのがとても大変である一方で尊いということを、今日は再確認することができて、とても有意義だったように思います。

2018年9月15日土曜日

勉強会:「モニター指針」など

今日も土曜日恒例の勉強会がありました。

まず業者による、da Vinci Xi と連動する手術台の操作方法の説明がありました。
da Vinci Xi は当院で採用しているロボットのうち最も新しいものです。

ロールインしている間は、術者側で手術台を da Vinci のアームと連動して動かすことができるのですが、麻酔科医が操作するのは手術台を単独で動かす場合(スタンドアロンモード)に限られるようです。

その後、稲田教授による「安全な麻酔のためのモニター指針」に関する講義がありました。
個人的には、動脈血と静脈血とではヘモグロビン酸素解離曲線が異なるという話題が興味深かったです。
試験問題に出す際には、注意深く扱わないといけないと感じました。

その後は、専門医試験受験者を対象に、口頭試問の練習があったようです。
こういう練習の機会を生かして、試験本番に臨む力を身に着けていってもらいたいものです。

2018年9月1日土曜日

2018年度支部学術集会

日本麻酔科学会関東甲信越・東京支部第58回合同学術集会が、新宿・京王プラザホテルで行われました。

学術総会と違い、会場の広さが限られること、参加者が東京・関東の麻酔科医にほぼ限られていることから、たくさんの元・同僚たちと会うことができました。
いたるところで、同窓会状態でした。
とてもなつかしかったです。

昨年に続き、胸部外科手術の麻酔のポスターセッションの座長を務めさせていただきました。
昨年と同様にレアな合併症や、困難症例の報告が多かったです。

特に VV-ECMO に関しては単に行ったというようなものではなく、血管へのアクセスや PCPS の併用を考慮したものなど、かなり複雑なものが発表されていました。
少しずつですが、進歩の跡を肌で感じることができました。

写真は順天堂医院からのポスター発表です。

2018年8月23日木曜日

ガウン着用での硬膜外麻酔

今週火曜日から、順天堂医院では硬膜外麻酔施行時にガウン着用で行うことになりました。

昨日は呼吸器外科の症例で実際にガウンを着用したのですが、今まではカテーテル挿入時や穿刺針抜去時などにカテーテルが不潔になりはしないかとピリピリしていたものですが、そういうプレッシャーが軽くなって、かえって楽になったような気がしました。

聞くところによると、東北大学や北里大学ではずっと前からそのようにやってきているとのことで、先見の明があるというのはこういうことを言うのだろうと感心したしだいです。

2018年8月18日土曜日

題2回プログラム説明会

第2回プログラム(入局)説明会が、第1回と同様に東京ガーデンパレスホテルで行われました。

今回は初期研修医だけでなく、すでに他病院の麻酔科で後期研修を受けている先生方も数名来てくれ、いろいろと情報交換をしつつ、楽しい時間を過ごしました。

一人でも多くの仲間を集めたいものです。
これからますます楽しみです。

2018年7月21日土曜日

ペインクリニック学会

日本ペインクリニック学会 第52回大会が、グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールで行われた。
会長は J 大学・井関雅子先生で、J 大学麻酔科・ペインクリニックのつながりで会長招宴にお招きいただいた。

ブロガーとしては恥ずかしい限りだが、うっかりクロークにスマホを預けてしまい、自分で写真を撮ることができなくなってしまった。
それで昭和大学・信太先生にお願いして撮っていただいたのが、この写真。

聞いた話では演題数も参加者数も過去最高とのことで、学会は盛況のうちに終わったとのことです。
 



2018年6月30日土曜日

初めての "mentimeter"

昨年の東京麻酔専門医会・リフレッシャーコースセミナーで、慈恵医大麻酔科・木山先生がインテラクティブな講演をしていたのに影響を受け、いつかは自分も木山先生のマネをしてみたいと思っていました。

ところがあまりいい機会がなく、自分自身は使うことがなかったのですが、今日の勉強会の症例検討会では、いっしょに症例を経験した櫻谷先生にアンケートツールを試しに使ってもらいました。

使ったのは東大麻酔科・森先生に紹介してもらった "mentimeter" で、参加者がスマホで手軽に参加でき、しかも無料で使えるというメリットがあるというものです。
https://www.lifehacker.jp/2012/02/120218_menti.html

初めての経験だっただけに、必ずしもスムーズにというわけにはいかなかったのですが、概ね好評だったように思います。
少し工夫を重ねることで、もっともっと良くなるように感じました。

2018年5月26日土曜日

第1回入局説明会

東京ガーデンパレスホテルで第1回入局説明会が行われ、初期研修医とすでに他科で後期研修を行っている医師が合わせて10人ぐらい来てくれました。

飲んだり食べたりしゃべったり、和やかな雰囲気の中、本院の各部門と附属4病院の代表者がパワポでプレゼンテーションを行いました。

以前なら「まだ5月」と言っていましたが、専門医の登録が早まりつつあるため、特に初期研修医2年目はそろそろ進路を本格的に考え始めなければなりません。

昨年、一昨年と同様、2回目、3回目の説明会も行うと思います。
何人入ってくれるか、これからますます楽しみです。

2018年5月18日金曜日

日本麻酔科学会第65回学術集会

昨日、今日と横浜で開催された日本麻酔科学会第65回学術集会に参加してきました。

今年も呼吸の PBLD を担当させていただくことになったので、偵察という意味で昨日の午前中は小児の PBLD に参加しました。
神戸とくらべてコーディネータやコメンテータと参加者の距離が近いので、ライブ感があって、コメンテータとしてはやりやすいような印象がありました。

そして昨日の午後は、高齢者関係のプログラムに参加してきました。
意識障害があって人工呼吸を受けている患者を、わざわざ立ち上がらせることで意識を出すという発想が、自分にとってはものすごく新鮮でした。
リハビリにはスポコン的な要素が少なからずあるということが、とてもよくわかりました。

今日の午後の PBLD はとてもたくさんの方が来て下さり、それだけで準備の苦労が報われたような気がしました。
コメンテータの先生方はもちろんのこと、回答のまとめや正答の表示、スライドの切り替えを行って下さった業者の方にも、感謝の気持ちでいっぱいです。

参加して下さった方が満足していただけたかどうか、それが気がかりです。
率直なご意見をいただけると、とてもうれしいです。

2018年5月13日日曜日

越谷への遠征

先日、J 大学の越谷病院へ、麻酔の応援に行ってきました。

都会のド真ん中にある本院とは違い、キャンパス内に緑が豊かで、とても静かな環境の中にある病院でした。

今までは学内の人手不足のために、麻酔を近隣の病院に頼っていたそうですが、マンパワーの拡充とともに学内から頻繁に応援に行けるようになるのではないかと思っています。

2018年4月28日土曜日

新入医局員歓迎会

毎年恒例の新入医局員歓迎会が、今年は東京駅そば「人人人(レンレンレン)」で行われました。

初期研修医を終えたばかりの 10 人に加え、産科麻酔チームに加わった新人を合わせ、総勢 13 人を迎えることになりました。

この 13 人のうち女性が 10 人と圧倒的に多く、ますます女性が元気な医局という感じです。

2018年4月22日日曜日

フレッシュパーソンズキャンプ再び・第2日

午前中は班内で課題について話し合う、スモールグループディスカッションだった。
大学に進学したばかりの学生たちには難しい課題だったと思うが、3時間以上にわたってディスカッションし、4枚の模造紙でポスターを作成した。
 
残念ながら時間が足りなくなってしまい、プレゼンの練習ができなかったことが悔やまれる。
学生の間だけでなく、医師になっても小グループでディスカッションすることやプロジェクトを立案することはしょっちゅうあるわけで、今回のことを役立ててほしい。
 
解散前に昨日のロゲイニングの結果が発表され、われわれ7班は惜しくも2位だった。
昨年、やはり澤井先生(医史学)といっしょに担当した班も2位で、2年連続で準優勝だったということになる。
 
来年も参加することになったとしたら、何としてでも2位を狙いたい(笑)。
 

2018年4月21日土曜日

フレッシュパーソンズキャンプ再び・第1日

J大学の新入生を歓迎するフレッシュパーソンズキャンプがリソル生命の森で行われ、麻酔科からは今年も私が参加した。
昨年は自分が初めてということでいっぱいいっぱいだったが、今年は流れが分かっているので、多少は余裕を持って新入生に接することができているように思う。

今年も天気に恵まれ、ゴールデンウィーク前だというのに暑いぐらいだった。
ロゲイニングでは最後のチェックポイントを回ったのが制限時間いっぱいだったので、その後、ダッシュで集合場所に戻ることになり、汗びっしょりになってしまった。

写真は夜のセッションで作成した、われわれの班の気分の経時的な変化を示すもの。
班の名前は「波乱万丈」ということになった。

明日はスモールグループでのディスカッションと発表がある。
有意義なイベントになるよう、新入生たちを導いていきたい。


2018年4月15日日曜日

着地王子

J 大学と言えば箱根駅伝のイメージが強いと思うのですが、体操部も団体、個人ともに活躍しており、院内や大学関連施設にポスターがたくさん貼ってあります。
 
今朝のスポーツ番組で知ったのですが、J 大学体操部の谷川航(たにがわ・わたる)選手が体操ワールドカップ東京大会で活躍し、白井健三選手に続く2位だったということです。
 
谷川選手は着地王子と呼ばれているらしく、ひねり王子 vs. 着地王子 という構図だったようですね。
 
これからますます楽しみです。
 

2018年4月7日土曜日

勉強会:麻酔器の点検・使い方

新しい医局員と初期研修医を迎え、今年度初めての土曜日の勉強会が行われた。
まず稲田主任教授による訓示があり、「始業前点検は誠意だ」ということが強調された。
 

その後、専門医受験者(上)と初期研修医(下)の二手に分かれ、それぞれ河内山先生と門倉先生によって実地トレーニングが行われた。

多くの病院と同じように当院も複数機種の麻酔器を抱えており、全てを一通り使えるようにするのが初期研修医にとっての最初の課題である。
毎年この時期に思うことだが、彼らの若さと柔軟さに期待したい。

2018年3月26日月曜日

新しい麻酔器

今までのドレーゲル社の麻酔器に替わり、日本光電の新しい麻酔器が1号館に導入されました。
全体的に横長のつくりになっており、患者モニターを横につけると、かなり幅をとるものとなっています。

人工呼吸については、換気モードが VCV と PCV のほか PSV まであるのですが、PCV-VG がないのが残念なところです。
 
ただしグラフィックモニターが充実しており、気道内圧のほかフローとボリュームも表示されているため、研修医や学生に対する呼吸管理の教育がとてもやりやすいのが好都合です。
 

2018年3月23日金曜日

桜咲きました

東京・本郷キャンパスのあたりも桜の季節となりました。
今は三分咲きといったところでしょうか。

御茶ノ水駅から J 大学の方へ歩いていくと、1号館の建物をバックに桜の写真を撮れる場所があります。
もっとも、桜は J 大学のものではなく、医科歯科の敷地内のものですが・・・(笑)。

ふだんは人が慌ただしく歩いているところなので、写真を撮っている場合ではないのですが、この日は 心外のオペの麻酔担当だったので、午前6時30分に御茶ノ水に着きました。
ですので歩道はガラガラで、写真は撮り放題でした。


2018年2月18日日曜日

初めての面接業務

この冬は、医科歯科時代も通じて初めて入学試験の中の面接試験を担当しました。
前半3日間、後半2日間の合計5日間にわたり、何十人もの受験生に質問をしたり話をしたりしたことになります。
受験生はもちろん大変ですが、試験官もかなり大変だということが、とてもよくわかりました。

受験生は今はまだ高校生だったり浪人生だったりするわけですが、何十年もするとこの業界でリーダーシップをとっている人も少なからずいるはずです。
入学してくる学生とは新入生キャンプなどを通じて会うことになりますが、これから長い目で彼らの成長を見守っていきたいと思っています。

2018年1月31日水曜日

初めての awake surgery

先日、J 大学に来て初めて、脳神経外科の awake surgery の麻酔を経験した。

自分の記憶が正しければ、以前勤めていた病院では自然気道で鎮静および局麻下に開頭し、タスクを行う際には鎮静を覚ますというものだったように思うのだが、J 大学では i-gel で気道確保し全麻を行い、タスクを行う際には麻酔を覚ました上で i-gel を抜去している。

本番に臨む前にシミュレーションを行うのだが、それも含めて1症例を通して3回、i-gel を入れたり出したりすることになる。

シミュレーションではふだんと同じように患者の頭側に立てるのだが、本番の際には頭部は清潔野となっているので、タスクが終わった後は患者と対面した格好で i-gel を挿入しないといけないのが大変だ。

2018年1月20日土曜日

勉強会とエースコープ説明会

久々に医局勉強会を担当し、肺分離のやり方、特に気管支鏡の使い方について講義しました。
昨年の日本臨床麻酔学会の際の専門医講習を焼き直したもので、今回は困難気道に関するものは省いて、肺分離についてのみとしました。

たまたまだったと思うのですが、同時にエースコープの説明会があり、東機貿の方がいろいろとデモしてくれました。
写真はハンズオンの様子です。
T 先生の希望により目を隠しましたが、なんかちょっとあやしい感じがしますね(笑)。

2018年1月3日水曜日

箱根駅伝の応援 --- 再び

今年も箱根駅伝に出場する J 大学の応援に出かけてきました。

昨年は人混みを避けて高島屋前で応援していたため、南から北上してくるランナーを撮る際に逆光になってしまい、ブロガーとしてとても不本意な思いをしました。
それで今年はその反省を生かすべく、三越前駅のガード下で、東方向からゴールに向かってくるランナーを待ち受けることにしました。

ところが、ランナーの位置をスマホでチェックするのに熱中していたせいか、中央学院大学と J 大学のランナーがやってくる直前になって、なんとスマホのバッテリーが切れてしまいました。
ですので、このブログに載っている J 大学のランナーの写真は、一緒に行った私の友人が撮ってくれたものです。

私たちの近くには J 大学などの応援団がたくさんいて、大いに盛り上がっていました。
これはどうもランナーたちにとってはがんばりの原動力となるようで、駒澤大学のランナーが20 キロ近く走って疲れているはずなのに、駒澤大学の応援団の前に来ると猛ダッシュをしていました。
極限の状態にあっても、回りの人の応援は力を与えるものなのかもしれません。